17日未明、ふじみ野市内で発生した重傷ひき逃げ事件で、東入間署は同日深夜、自動車運転処罰法（過失致傷）違反、道交法（ひき逃げ）違反容疑で、ふじみ野市上福岡1丁目、自称・動画編集クリエーターの女（20）を逮捕した。

　逮捕容疑は同日午前4時55分ごろ、同市北野1丁目の市道で、乗用車を運転。道路にいた市内の会社員男性（45）をはねて、腰の骨を折る重傷を負わせた上、そのまま逃走した疑い。

　同署は、現場周辺の防犯カメラに写っていた車番、目撃情報などから女を特定。行方を追っていたところ、同日午後3時ごろ、飯能市内の路上で女の車を同署員が発見。任意同行を求め、同署で事情を聴いたところ、犯行を認めたため逮捕した。「男性をはねて、怖くなって逃げた」などと供述しているという。

■ドーンと音、通行人が振り返る（以下、初報記事）

　17日午前5時5分ごろ、ふじみ野市北野1丁目の市道で、道路上にいた同市在住の会社員男性（45）が、いずれかの方向から走行してきた車にはねられた。男性は頭などを強く打ち、病院に搬送された。

　東入間署によると、現場付近にいた通行人が「ドーン」という音を聞き、振り向くと男性が倒れていたという。車は救護措置を取らず、そのまま逃走した。同署でひき逃げ事件として捜査している。