県は17日、鴻巣市の弁当店「壱番館」で調理された弁当を食べた20~50代男女24人にノロウイルスによる食中毒が発生したと発表した。
同店は14日から営業を自粛しており、鴻巣保健所は19日までの営業停止の行政処分を行った。
県食品安全課によると、鴻巣市や上尾市の事業所で11日に弁当を食べた25人のうち、24人が嘔吐(おうと)や下痢を訴えた。患者を診察した熊谷市の医療機関が熊谷保健所に報告し、調理施設を所管する鴻巣保健所が調査に当たっている。
弁当にはサラダ、ハンバーグ、漬物、煮物などが入っていた。患者ら計14人の便からノロウイルスが検出された。