埼玉新聞

 

私立高校の入試、埼玉県内で解禁 44校で実施 県発表の入試応募の状況、前年度から820人増

  • 試験教室に向かう受験生たち=22日午前、さいたま市西区の埼玉栄高校

 県内の私立高校入試が解禁された22日、44校で入学選抜試験が実施された。

 さいたま市西区の埼玉栄高校(町田弦校長)では、約1500人の受験生が受験に臨んだ。同校は、サーモグラフィーカメラを使用した生徒の体温チェックの実施や、生徒間の飛沫(ひまつ)防止のためのパーティションを机に設置するなどの新型コロナウイルス感染症の感染防止策を講じながら試験を実施。今後の試験日は23、25日のほかに、同感染症などで受験を欠席した生徒を対象に2月9日の追試験も予定している。

 入試広報センターの藤田真也センター長は「本年度の受験生は動きだしが早かったので、学校説明会などの回数を増やして対応した。単願受験を志望する生徒も多かった」と同校を志望する受験生の動向を語っていた。

 県学事課が15日に発表した県内私立高校入試応募状況(中間)によると、全日制の私立高校47校で計1万4535人(前年度比32人増、内部進学者を除く)を募集。12日現在で、前年度から820人増の6万1086人の応募があったという。

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