埼玉新聞

 

ひとり親家庭などの支援に レトルト食品やお菓子など1010点を贈呈 埼玉・加須市役所でフードドライブ

  • 「加須市子育てフードドライブ」には、米や調味料、レトルト食品、缶詰、お菓子などたくさんの食品が寄せられた=17日、加須市役所

 加須市こども局子育て支援課と同市社会福祉協議会などがフードドライブで集めた食品を17日、市役所5階で市内の子ども食堂やフードパントリーの各団体に贈呈した。ひとり親家庭などの支援に役立てられる。

 毎年、奇数月に行っている「加須市子育てフードドライブ」。市職員、市民、民生委員、市内の郵便局職員、市商工会女性部などから米、調味料、レトルト食品、缶詰、お茶、お菓子など1010点が寄せられた。

 市では、子育て支援を目的に、「やさしい気持ちをいただきます」をキャッチフレーズに、奇数月の第2週を子育てフードドライブ週間に定めている。子育て支援課などで食品の提供を受け付けた。

 市内には、子ども食堂6団体とフードパントリー4団体がある。騎西子育て応援フードパントリーの猪股富美子代表(61)は「回を重ねるたびに支援の輪が広がっている。オミクロン株の感染拡大で、子育て世代は苦しい状況に置かれている。こういう時こそ支援が必要」と話した。

ツイート シェア シェア