ファミマ店長、客の買い物に異変感じる…直感で通報、詐欺阻止 忙しい店員も警官到着まで客を気遣う
2022/01/24/00:00
杉戸署は21日、電子マネーを使った特殊詐欺の被害を未然に防止したとして、ファミリーマート宮代和戸店店長の力村久美子さん(43)と店員の佐藤妙子さん(62)に感謝状を贈った。
同署などによると、昨年12月28日、来店した70代男性が5万円分の電子マネーを購入しようとしたため、力村さんが男性に確認したところ、「パソコン画面にウイルス警告が表示され、コンビニで電子マネーを買うよう指示された」などと答えた。不審に思った力村さんは特殊詐欺を疑い同署に通報。その間、佐藤さんが男性の応対をした。
感謝状を受け取った力村さんは「高齢男性が、金額を書いたメモを持って高額の電子マネーを購入しようとしたので、もしやと思い通報した。今回の経験を生かし、今後も未然防止に努めていきたい」と話し、佐藤さんも「高齢者の来店が多い店なので、カードやATMの利用がある時は気を付けたい」と語った。竹内浩署長は「年末だったが迅速な対応で被害防止につなげていただき感謝をしている」と謝辞を述べた。