埼玉新聞

 

<高校サッカー>武南、7年ぶり優勝 浦和東に1―0 延長前半ロスタイム、矢地が決勝ゴール/関東予選

  • 武南―浦和東 延長前半ロスタイム、武南の矢地(右)が決勝ゴールを決め、仲間と喜び合う

  • 延長後半5分、浦和東の松本(3)がCKに飛び込む。GK渡辺

 (最終日、29日・埼玉スタジアム第2グラウンド)

 決勝を行い、武南が延長の末に1―0で浦和東を下し、7年ぶり17度目の栄冠に輝いた。

 武南は延長前半ロスタイム、右サイドのハーフウェーライン付近でFKを獲得。清水がゴール前に蹴り込んだFKを矢地が頭でそらすと、相手DFがヘディングで高々とクリア。ボールを足元に収めた矢地が右足を振り抜き、豪快なシュートをネットに突き刺した。

 両校の出場が決まっている関東高校大会(6月1~3日・茨城)では、武南が各都県の1位で争われるA組に入り、浦和東がB組に回る。

■セットプレーから決勝点

 ボールを保持して試合を進めた武南が延長の末にセットプレーから決勝点を奪い、浦和東を1―0で下した。

 主導権を握りながらも相手の堅守に手を焼いた武南は延長前半ロスタイム、清水のFKから相手のクリアボールを足元に収めた矢地が強烈な右足シュートを決めて先制。センターバック宝満を中心とした守備陣が要所を抑え、今大会無失点のまま頂点に立った。

 浦和東は強固なブロックで武南の多彩な攻撃にも素早く対応したものの、わずかな隙を突かれた。

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