ガンダムのプラモでリサイクルなど学ぶ、埼玉・羽生の小学校でガンプラ授業 コロナ禍のストレス解消にも
2022/01/30/00:00
羽生市立羽生北小学校(小峯由起子校長、児童数344人)で27日、アニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデルを組み立てる「ガンプラ授業」が、5年生64人を対象に行われた。子どもたちはものづくりの楽しさとともに、プラスチックのリサイクルなど持続可能な開発目標(SDGs)についても学んだ。
プラモは、玩具メーカーのバンダイスピリッツがNHKエデュケーショナルの協力を得て開発した教材。全高10センチほどの手のひらサイズだが、関節が自在に動かせる。プラモ未経験者でも簡単に組み立てられるように工夫されている。
子どもたちは、組み立ての前に、映像でバンダイスピリッツの工場でプラモデルができるまでを学んだ。企画、設計、試作、金型、生産の様子を見て、「すごーい」と感嘆の声をあげていた。
プラモの組み立ては、1人1個、机の上で挑戦した。クラスで一番最初に組み立てた小林紘(ひろ)君(11)は「これまでにガンダムのプラモは10体以上は組み立てている。組み立てていくのが楽しい」とにっこり。
小暮舞夏さん(11)は「プラモの組み立ては初めて。ちょっと難しかったけど、楽しかった」。新井仁菜(にな)さん(11)は「弟とミニカーを組み立てたことがある。ガンダムは初めて」と、うれしそうに話した。
ガンプラ授業を提案した同校の学校歯科医、新井豊さん(60)は「コロナ禍のストレス解消につながったと思っている。プラモを組み立てることで、ものづくりの楽しさを感じてもらえたようで、うれしい」と話していた。