埼玉新聞

 

ジビエ料理、気軽に食べて! 友好都市の埼玉・白岡&千葉・君津が連携、白岡の7店でジビエ料理提供中

  • ジビエ3種盛りやぼたん鍋など、白岡市内飲食店7店で提供を始めたジビエ料理(市提供)

 白岡市は1日から、友好都市千葉県君津市と連携し、市内飲食店7店でイノシシやシカの肉を活用したジビエ料理を提供し始めた。両市はいずれも江戸時代の旗本で朱子学者新井白石にゆかりがある。一昨年、友好都市協定を締結し、歴史を通じた交流や災害協定などを結び親交を深めている。

 今回、白岡市は君津市が取り組む「きみつ×ジビエ」の取り組みに協力。君津市では農作物被害を防ぐためシカやイノシシの捕獲に力を入れている。捕獲した野生獣の肉を衛生管理し商品化を進めている。

 白岡市は昨年、市内飲食店に声を掛け、君津市への視察やジビエ料理の試食を通じて、メニュー開発を呼び掛けた。今回、君津市がイノシシとシカの肉約50キロを白岡市に提供。市内店舗7店で、ジビエを生かした料理を提供する。

 提供店舗は「ビストロ・ワインバルあんさんぶる」、「そば処更科」、「とんかつ福いち」、「PLABE cafe&bar」、「Monte Risaia」、「Re‥ZERO」、「食彩市場和楽」の7店。それぞれの店舗の特色を生かしたジビエメニューを提供する。

 各店舗、数量限定での販売。市は広報を通じてメニューや店舗をPR。情報はホームページ上の広報などで確認することができる。

 白岡市は利用状況を見ながら、今後の連携継続について検討する。市はまん延防止等重点措置期間中、感染予防を踏まえた利用を呼び掛け「市内の飲食店に普及することで、友好都市君津のジビエを市民にも気軽に食べてもらう環境の構築を目指したい」としている。

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