埼玉新聞

 

巡り巡ってきた機会 川口のシンガーソングライター、地元愛込め川口の情報を発信…開校70周年の母校でライブ 十二月田中学校600人の生徒を前に演奏 「生徒たちのエールになれば」

  • 在校生を前に歌う小林さん(本人提供)

    在校生を前に歌う小林さん(本人提供)

  • 在校生を前に歌う小林さん(本人提供)

 川口市のシンガーソングライター小林拓真さん(36)が、母校の十二月田中学校開校70周年式典でライブを行った。約600人の生徒を前に演奏した小林さんは、生徒たちの想像以上の歓迎ぶりに「今回をきっかけに今後応援してくれる生徒がいると思うと、音楽活動の原動力になる」と、音楽活動への決意を新たにしていた。

 小林さんは音楽活動とともに、地元愛を込めて「#おいでよ川口」のハッシュタグを付けながら、SNSや動画投稿サイト「ユーチューブ」で川口の情報を発信。この活動がきっかけとなった母校でのライブを「巡り巡って、いただいた機会」と振り返る。

 ライブでは中学生になじみのある曲として、若手シンガーソングライターtuki.さんの「晩餐歌」を歌った後、自身の楽曲「家族という帰る場所」を披露した。「両親への感謝の気持ちを大切にしてほしい」との思いを歌に込めて届けたという。

 アンコールで同校の校歌を生徒と共に歌い「年齢が離れていても、つながることができた」と話した。

 演奏が終わった後には、生徒からサインを求められる場面も。「配布したフライヤーをはじめ、服、ペンケース、財布にサインした。宝物にしますという声ももらい、期待に恥じないように応えていこうと気持ちが引き締まった」と話す。

 「自分が夢をかなえることで、生徒たちのエールになればと思う。多くの方の目に触れられるように、ネット上とリアルでの活動をそれぞれ増やしていきたい」と力を込めた。

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