「目指すは奪三振王」地元埼玉出身の育成1位冨士、背番号は123に 埼玉西武が新入団選手発表 今年は開業間もない商業施設・エミテラス所沢で開催 新入団の若獅子14人と来季から指揮を執る西口監督が登壇
埼玉西武は1日、所沢市のエミテラス所沢で新入団選手発表会を行い、ドラフト1位指名の斎藤大翔内野手(石川・金沢高)ら育成を含む14人の新入団選手が自己紹介し、抱負などを語った。新入団選手の初のユニホーム姿を一目見ようと、会場には約400人のファンが駆け付けた。
期待の若獅子たちを前に、来季から指揮を執る西口文也新監督(立正大出)は「この先、自分がどういう選手になりたいか思い描いて練習に取り組んでもらいたい。ぜひ埼玉西武ライオンズの力になってほしい」と思いを込めた。
ドラフト2位指名の渡部聖弥外野手(大商大)は3年時に大学日本代表に選出されて日米大学選手権優勝に貢献。関西六大学リーグでリーグ通算安打数で連盟記録に並ぶ119本をマークした好打者は、「1年目から西武のリーグ優勝に貢献できるよう頑張りたい」とプロでも快音を響かせるつもりだ。
186センチの長身左腕で高い三振率を誇る、育成1位指名の冨士大和投手(さいたま市出身、大宮東高)の背番号は「123」に決定。中学3年時に軟式野球の選抜・ライオンズジュニアユースでプレーしたこともある地元の雄は「目標は奪三振王。まずは支配下に上がれるように精いっぱい頑張りたい」と堂々と志を掲げた。
■日本を代表する遊撃手へ/ドラ1・斎藤
走攻守の三拍子がそろい、特に守備力に定評のあるドラフト1位の斎藤は、「これからは誰よりも練習し日本を代表する遊撃手になって、ライオンズに必要とされる選手になりたい」と笑顔で意気込みを語った。
背番号「2」。守備の達人で7年連続でゴールデングラブ賞遊撃手部門を受賞した“源田壮亮2世”との呼び声高い将来有望な若獅子だ。「スピードと肩の強さに自信がある。そこを極めて精進していきたい」と大先輩の背中を追いかける。
石川県の県都金沢市出身。「いろんな方から声をかけてもらって送り出してもらった。大変な状況だけれど、少しでも元気を届けられるようなプレーを見せたい」と一日でも早く1軍で活躍し、能登半島地震と豪雨からの復旧復興を目指す故郷を勇気づけたい。