埼玉新聞

 

世界のブランドチョコで旅行気分を 埼玉・川越の百貨店に特設売り場 習慣も多様化、自分へのご褒美も定着

  • 販売員(右)の説明を聞きながら商品を選ぶ客=3日、川越市新富町のまるひろ川越店

  • 丸広百貨店

 14日のバレンタインはもうすぐ。川越市新富町の百貨店「まるひろ川越店」には特設売り場が設けられ、贈り物にするチョコレートなどを買い求める客が訪れている。

 5階催場に国内外のブランドを集めた。今回は初めてアーティストとコラボレーションし、イラストレーター「IZUMIDA LEE(イズミダ・リー)」さんが描いたデザインで会場内を装飾。「持続可能な開発目標(SDGs)」への取り組みとして、ガーナの職人が作ったチョコレートや障害者雇用を促進するため生まれたブランドも初出展した。アシスタントバイヤーの安達さやかさんは「コロナ下で遠出が難しいので、身近な百貨店で旅行気分を味わってほしい」と話す。

 近年は女性同士で贈り合ったり、自分への「ご褒美」にする習慣も定着。男性が買いに来るなど、さらに多様化しているという。主婦友達と来店した市内の五味翠さん(42)は「制限された生活が続くが、会場や冊子がかわいくて楽しめた」とほほ笑んだ。

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