埼玉新聞

 

疲れて転倒した男性、道路に倒れたまま…車運転の女性会社員、自宅まで送り届ける「凍死の恐れもあった」

  • 圓谷庄二署長(右)と、感謝状を手にする峰岸住香さん(東松山署提供)

 東松山署はこのほど、吉見町の町道で倒れていた男性を救助したとして、同町在住の会社員峰岸住香さんに感謝状を贈った。

 峰岸さんは、1月4日午後9時半ごろ、同町田甲の町道で乗用車を運転中、高齢男性が道路上に倒れているを発見、このままだと交通事故に遭う恐れがあると考え、男性に声を掛け、持っていた運転免許証から住居を特定し、自宅まで車で送り届けた。

 男性は、同町に隣接する東松山市の80代男性で「徒歩で帰宅途中、疲れて転倒した」と話していたという。

 同署の北嶋貴行交通課長は「交通事故だけではなく、凍死の恐れもあった」と話す。

 圓谷(つむらや)庄二署長から「機転を利かせた勇気ある行動に感謝します」と言葉を掛けられた峰岸さんは、感謝状を手に「人として当たり前のことをしただけです。(未然に防げて)良かったです」と笑みを浮かべた。

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