JR浦和駅でイチゴ販売、生産地の栃木から電車で輸送 栽培数わずかな品種、待ちわびた来場客の手に
2022/02/12/00:00
さいたま市浦和区のJR浦和駅で11日、栃木県産のイチゴ「ロイヤルクイーン」の販売が行われた。
同駅で開催中のバレンタインフェアに合わせてJR東日本大宮支社が企画し、生産地の栃木県内から電車で商品が輸送された。
ロイヤルクイーンは「イチゴ王国」の栃木県で7年かけて開発され、栽培数のわずかな品種。中まで赤く熟し、甘く濃厚な香りが特徴だという。
同県壬生町で生産されたロイヤルクイーンは、午前10時ごろ小金井駅(同県下野市)を出発。宇都宮線普通列車で同社社員によって運ばれ、午前11時10分ごろ浦和駅に到着した。到着後まもなく真っ赤なイチゴが店頭に並ぶと、待ちわびた来場客の手に渡った。
同支社管内では、これまでに新幹線による荷物輸送を実施してきたが、在来線では今回が初めてとなった。
同支社の広報担当者は「エリアの広さという強みを生かし、今後も各地域の魅力を発信していきたい」と話していた。
ロイヤルクイーンの販売は12、13日にも開催する。両日とも午前11時10分ごろ浦和駅に到着後、数量限定で店頭に並び、なくなり次第終了。ほかにも「とちおとめ」や「とちあいか」など栃木県産のイチゴを販売する。バレンタインフェア「ショコラステーション」は14日まで開催している。