埼玉新聞

 

新庄監督、大谷翔平選手、イチローとの秘話も 川崎宗則選手が大宮でトーク 実践している健康法紹介

  • 独自の健康法や日米の野球界について語る川崎宗則選手=さいたま市大宮区の清水園

 健康増進に関する知識を提供し、社会福祉の向上を図る「スミセイウエルネスセミナー」(住友生命福祉文化財団、埼玉新聞社主催)が13日行われ、さいたま市大宮区の会場からオンラインでライブ配信された。日米プロ野球界で活躍し、現在、BCリーグ栃木ゴールデンブレーブスに所属する川崎宗則選手(40)のトークショーが行われ、自ら実践するファスティング(断食)などの健康法や、これまでの野球人生などを語った。

 川崎選手はメジャーリーグ時代の健康維持の方法を振り返りながら、「現代人は食べ過ぎている。特に夜の過食は脳が休まらず、十分な睡眠がとれない原因になる」と食事の問題点を指摘した。野球界でも実践する選手が多いというファスティングは、腸と脳を休める体のリセットだと説明。「朝と昼は何を食べても大丈夫。ただ、夕飯を午後4時までに食べ終え、翌日の朝食まで内臓を休めることが大事。まずは週に1回、休みの日などに実践してほしい」と独自のファスティング法をアドバイスした。

 米大リーグの大谷翔平選手や新庄剛志新監督、さらにイチローさんとの秘話も交えながら日米の野球界についても触れ、「スポーツは人生を豊かにするもの。今のスポーツ界は勝ちにこだわり過ぎる。自分で考え、たくさんミスをしてほしい。負けることで謙虚さや人への優しさを学ぶことができる」と熱く語った。

 同セミナーは3月15日付の特集面で詳しく紹介する予定。

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