埼玉県などは15日、4733人の新型コロナウイルス感染と死者10人を確認したと発表した。新規感染者は15日連続で4千人を上回ったが、5日間連続で前週同一曜日より減少した。内訳は、県発表が3325人、さいたま市815人、川口市178人、川越市69人、越谷市346人。

　過去の感染者に2人の取り下げがあり、累計感染者は24万9185人（チャーター便帰国者含む）、死者は1117人（15日午後7時現在）。

　14日夜時点の重症者は62人、感染者の入院は1684人、ホテル療養666人、自宅療養3万1806人。退院・療養終了は20万4866人。

　県によると、50～90代男女4人が死亡した。県管轄で詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児～100代の男女3472人。クラスター関連は12施設で、新たに医療機関、高齢者施設、学校など4施設で5～19人の感染が確認された。会食で感染が疑われるのは10～90代男女19人。ワクチンを3回接種していた20～90代の男女64人、2回接種していた1461人が感染した。

　県教育局によると、県立学校16校で児童生徒33人、教職員1人が感染。学年閉鎖は1件、学級閉鎖は21件。

　さいたま市によると、80代男性が8日、80代女性が11日に死亡した。市内の死者は180人。感染が判明したのは10歳未満～100代の男女815人。このうちみなし陽性者が31人。桜区の特別養護老人ホームで、60～90代の入所者27人、職員9人の計36人の感染が判明し、クラスターと認定した。クラスター関連では、3高齢者施設で、新たに20人の感染が判明した。

　川口市によると、1日に90代男性、11日に80代と70代の男性の計3人が死亡。新たな感染確認は未就学児～90代の男女178人。

　川越市によると、未就学児を含む10歳未満～70代の男女69人の感染を確認。90代男性が10日に死亡した。

　越谷市によると、感染が判明したのは10歳未満～80代の男女346人。