埼玉新聞

 

<新型コロナ>断腸の思い…埼玉・久喜のマラソン大会、3年連続の中止に ランナーの健康や安全を第一に

  • 2017年の久喜マラソン

 久喜市は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月20日に開催を予定していた「第7回よろこびのまち久喜マラソン大会」(市など主催)の中止を発表した。大会は3年連続の中止。既に2195人がエントリーしているが、参加費は返金せず、記念品などを送る。

 大会を主管する実行委員会が中止を決定した。県内ではまん延防止等重点措置が延長され、感染防止対策や開催に向けて十分な準備ができないことなどを理由に断念した。

 市内の名所をコースとするハーフマラソンで、毎年開催されていた。これまで地元ゆかりのプロランナー川内優輝選手らが参加し、大会を盛り上げてきた。2019年3月に開かれた第4回大会には4292人が参加した。

 市は「ランナーや地元ボランティアの健康や安全の確保を第一に考え断腸の思いで中止を決定した」としている。

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