岩屋毅外相は14日、カリブ海諸国の地域共同体「カリブ共同体」(カリコム)を構成する14カ国との外相会合を外務省で開催した。岩屋氏は会合後の共同記者発表で、中国を念頭に「力や威圧による一方的な現状変更の試みは国際秩序への挑戦であり、連携して対応していくことで一致した」と明らかにした。
中国は経済支援などを通じて中南米・カリブ海地域での影響力を高めている。発表した共同声明では、力による一方的な現状変更は「いかなる場所でも認められない」と指摘。国際秩序への挑戦を「共通の課題」と位置付け、経済的威圧への反対を明記した。