埼玉新聞

 

ヤオコー和光南店が開業 冷凍食品は売り場を広く確保、生鮮品や総菜も充実 評価高い深谷の和牛の扱いも

  • ヤオコー和光南店。和光市内は2店体制となる=25日午前、和光市南1丁目

  • 利便性高め商圏シェア拡大狙う

 食品スーパーのヤオコー(川越市)は25日、和光南店(和光市)を開業した。和光市や東京都練馬区周辺のドミナント戦略の一環で、同市内2店体制となる。強みの生鮮品や総菜の品ぞろえを充実させるほか、店舗周辺含め県産の農畜産物も投入。近隣に多く住むシニア層を中心に幅広い年齢層の集客に努める。

 新店は和光市駅から南に約3キロの場所に立地する。店舗は2階建てで、1階部分を駐車場として活用するピロティ形式。2階に設けた売り場の面積は約1千5百平方メートル。主要商圏の半径1キロ圏には2万5千人、1万1千世帯が暮らし、近隣の集合住宅などに70歳以上、個別住宅では40~50歳台、子育て世帯が多く住む。

 取り扱い商品数は約1万3千点。昨年10月に開業した和光丸山台店(同)で他の小売業に先駆けて投入し、評価が高い尾熊牧場(深谷市)の和牛「尾熊牛」を扱う。店舗周辺で生産した青果物専用の売り場を設け、地産地消を推進。新型コロナウイルス下で購入頻度が高まった冷凍食品は売り場を広く確保したほか、冷凍鮮魚の取り扱いを強化する。

 和光丸山台店では3月からネットスーパー事業を開始予定。利便性を高め和光市内の商圏シェア拡大を狙う。

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