埼玉新聞

 

JRの車窓から眺めて 埼玉・大宮操車場の寒桜「操の桜」が見頃 寒さ影響、例年より少し遅めの開花

  • 見頃を迎えている大宮操車場の寒桜「大宮操の桜」=25日午前、さいたま市大宮区

 さいたま市大宮区のJR大宮駅とさいたま新都心駅間に位置する大宮操車場で、「大宮操(そう)の桜」が見頃を迎え、一足早い春の訪れを告げている。

 大宮操の桜は、旧国鉄時代の約40年前に職員が植えたとされる寒桜。操車場内にあるため「操の桜」と名付けられた。操車場内は関係者以外立ち入ることはできないが、すぐ両脇を走る宇都宮・高崎線や埼京線などの車窓から眺めることができる。多くの乗客に楽しんでもらおうと、職員が看板を建てたり、夜間にライトアップを行うなど工夫を凝らしている。

 大宮操車場の高橋礼一駅長(58)によると、今年は寒さの影響で例年より少し遅めの開花となった。高橋駅長は「コロナの影響で行動が制限される中、車窓から桜を眺めて少しでも心和んでもらえれば」と話していた。

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