長野博、空飛ぶ車が実用化されたら「まずは…」 ミュージカル「チキチキバンバン」主演
歌手で俳優の長野博が、来年1、2月に東京、大阪、福岡を巡るミュージカル「チキチキバンバン」で主演を務める。「誰もが聞いたことのある音楽と、夢あり冒険ありのストーリー。大人から子どもまで、家族みんなで楽しんでほしい」と語る。
英国の童話を基にした米英合作のミュージカル映画が原作。長野が演じるのはシングルファーザーの発明家カラクタカス・ポッツだ。ある日、子どもたちのために買った中古車を改良してみると、空飛ぶ魔法の車だったことが判明。喜ぶ子どもたちや、製菓会社の令嬢トゥルーリー(実咲凜音)らを乗せて、ドライブに出発する。
車やバイクが大好きで「自分でカスタムすることもある」という長野。空飛ぶ車は「人類の夢の一つ。実用化されたら、ぜひ運転してみたい」。ただし、いきなりドライブには出かけず「まずは1人で練習します」と安全第一の姿勢を示した。
年明け最初の大きな仕事となる今作で「2025年の良いスタートを切れたら」と意気込む。舞台の仕事は「体、特に声が資本。加湿器を使ったり、睡眠をしっかりとったりして、喉をいたわっている」と話した。
所属していたグループ「V6」が21年に解散。坂本昌行、井ノ原快彦とつくる「20th Century」で再出発となった。「環境は変わったが、歌もお芝居も意外と今まで通りできている。自分たちのペースで、地道に続けていきたい」
(取材・文=共同通信 高田麻美 撮影=沢田勝)