ＪＲ西日本は１８日、北陸新幹線の金沢―敦賀（福井県）間で２０２９年度に自動運転の導入を目指すと発表した。運転士がボタンを押すと出発し、ダイヤに合わせて自動で速度を調整して駅に停車させる。既存車両を改造し、乗客を乗せて運行する。

　ＪＲ東日本と協力してシステムを開発。運転士が常に運転席におり、非常時は緊急停止の操作や乗客の避難誘導を担う。運転業務の負担を減らし、発着時のホーム上の確認などに集中することで安全性を向上させる狙いがある。

　無駄な加減速を抑えられるため、走行に使う電力量が減り、省エネ効果も期待できる。