埼玉新聞

 

被爆者平和の願い「世界に共有」 ノーベル賞受賞報告で広島市長

  •  ノーベル平和賞の授賞式から帰国し、松井一実広島市長(右)から花束を受け取る被団協代表委員の箕牧智之さん=20日午前、広島市役所

     ノーベル平和賞の授賞式から帰国し、松井一実広島市長(右)から花束を受け取る被団協代表委員の箕牧智之さん=20日午前、広島市役所

  •  ノーベル平和賞の授賞式から帰国し、松井一実広島市長(右)から花束を受け取る被団協代表委員の箕牧智之さん=20日午前、広島市役所

 ノルウェーの首都オスロで開かれたノーベル平和賞の授賞式から帰国した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の代表委員箕牧智之さん(82)と代表理事田中聡司さん(80)らが20日、広島市役所を訪れ、松井一実市長と面会した。松井氏が「被爆者の平和の願いが世界に共有された」とたたえ、箕牧さんが現地での活動を報告した。

 田中さんは「核兵器使用のリスクが高まる中、受賞でわれわれにかけられた期待値は大きい」と話した。授賞式に参加した高校生平和大使の市立基町高2年甲斐なつきさん(17)も同行し、「若者に託された力の大きさを感じた」と意気込んだ。

 箕牧さんは広島県被団協の理事長も務めている。

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