埼玉新聞

 

スーパークレイジー君、敗訴確定 最高裁が上告棄却、市議の当選無効 覚悟はしていたが…すごく残念

  • 「覚悟はしていたが悔しい、悲しい…」と会見で語る西本誠氏=4日、都内

 「スーパークレイジー君」の通称で2021年1月の戸田市議選に初当選した西本誠氏(35)が、市内での居住実態がないとして当選を無効とした県選挙管理委員会の裁決取り消しを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷(三浦守裁判長)は4日、西本氏の上告を棄却した。当選無効を妥当とした東京高裁判決が確定した。

■戸田での活動、続けていきたい

 最高裁の上告棄却の判決を受け、西本誠氏は同日記者会見し「市議として4年間やってみたかった。覚悟はしていたが、一言で『棄却』と言われ、すごく残念。だが、こども食堂など戸田での活動は続けていきたい。リベンジを目指して頑張っていく。4月からは日本大学法学部の学生として学んでいく」などと話した。

 戸田市選管は週明けの7日に委員会を開き公選法に基づく更正決定のための選挙会の日程を決める。選挙会で新たな当選者について、同市議選で次点だった三浦伸雄氏(39)の当選が決まる。

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