埼玉新聞

 

東京五輪メダリストからも 町民からのメッセージ展示 埼玉・寄居町、出身の北京パラ・市川選手を全力応援

  • 東京五輪柔道女子70キロ級で金メダルに輝いた新井千鶴さんらのメッセージを展示して市川貴仁選手を応援する寄居町=4日、寄居町役場1階ロビー

 寄居町は、北京2022パラリンピックスノーボード日本代表で同町出身の市川貴仁選手(30)を応援する町民から届いたメッセージの展示を4日から始めた。3日現在、昨年の東京五輪柔道女子70キロ級で金メダルを獲得した同町出身の新井千鶴さんのメッセージを含め、約2千人から寄せられた。町役場1階ロビーで閲覧でき、町全体で応援する機運を高めている。

 市川選手は、寄居小学校から男衾中学校に進んだ。2年生の途中で寄居中学校に転校。男衾中学校を卒業した新井さんは市川選手より2学年下で、入学時に市川選手は在籍していなかった。当時2人は地元の男衾柔道クラブに通い、練習に励んでいたという。

 新井さんは「出場誠におめでとうございます。大会当日は市川選手の力、思いをすべて出し切り、悔いのないパフォーマンスをしてきてください。応援しています!!」というメッセージを2月28日に同町に送った。

 町写真共有アプリ「インスタグラム」で新井さんからのメッセージを知った市川選手。「千鶴からメッセージが届くなんて」「頑張ってきます」とつぶやいているという。

 メッセージパネルには、市川選手からのメッセージ「日本代表として皆さんが笑顔に、元気になれるような滑りをだしてきます」も展示。「目指せ金メダル」「精一杯応援しています」「寄居の誇りです」と町民からのメッセージが隙間なく並んでいる。

 町生涯学習課も「全力で市川選手を応援します。現地には行けませんが、画面越しで一生懸命応援します」と熱いエールを送っている。

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