埼玉県などは8日、新型コロナウイルスに感染していた70～90代の男女6人が死亡、新たに2451人の感染を確認したと発表した。3日連続で前週同一曜日を下回り、1月23日以来44日ぶりに3千人を下回った。感染者の内訳は県発表が1538人、さいたま市481人、川口市139人、川越市66人、越谷市227人。

　これまでに確認された感染者は34万6512人、死者は1227人（8日午後6時現在）。

　7日夜時点の重症者は46人、感染者の入院は1566人、宿泊療養699人、自宅療養2万6105人。退院・療養終了は31万811人。

　県によると、県管轄では70代と90代の男性2人が死亡した。70代男性は基礎疾患があり、2月に入院中に死亡した。1月下旬に3回目のワクチン接種を受けていたという。感染の詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児～90代の男女1593人。うち、みなし陽性は43人。クラスター（感染者集団）関連は8施設で、新たに高齢者施設で7人の感染が確認された。会食で感染が疑われるのは10～80代男女4人。ワクチンを3回接種していた10～80代の男女76人、2回接種していた10～80代の676人が感染した。県教育局によると、県立学校5校で児童生徒19人、教職員1人が感染。学年閉鎖は1件、学級閉鎖は6件。

　さいたま市によると、いずれも市内の各医療機関に入院していた90代男性が5日に、90代女性が6日に、80代女性が2月27日に死亡した。感染が判明したのは10歳未満～90代の男女481人。うち4人が中等症。

　川口市によると、入院中の70代の男性が3日に死亡した。感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満～90代の男女139人。うち、みなし陽性は2人。保育園では6園で園児計6人の感染が分かり、休園は15園（うち全面休園は6、一部は9）、学級閉鎖は22小学校36学級、6中学校7学級。

　川越市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満～70代の男女66人。

　越谷市によると、感染が判明したのは10歳未満～80代の男女227人。