埼玉新聞

 

手遅れ…知らぬ間に詐欺電話を信じていた母親、同居の娘が気付く 犯人逮捕されるも口座の260万円消える

  • 川口署=川口市西青木

 川口署は9日、窃盗の疑いで、上尾市西宮下4丁目、無職の男(22)を再逮捕した。

 再逮捕容疑は氏名不詳者と共謀し、昨年12月11日午後2時ごろ、さいたま市北区の無職女性(81)方に警察官を名乗り「キャッシュカードをなくしたことはないですか」などと電話。同日午後4時20分ごろ、女性方でキャッシュカード4枚を入れた封筒をすり替えて盗んだ疑い。

 同署によると、女性と同居している長女がだまされたことに気付き、女性が大宮署管内の交番に伝えた。男は今年1月6日に詐欺と窃盗容疑で逮捕=いずれも起訴。同署によると、防犯カメラの精査などから余罪事件として男を特定した。

 男は受け子で「間違いありません」と容疑を認めているという。カード4枚からは計約260万円が引き出されていて、同署は誰が引き出したかを調べている。

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