埼玉新聞

 

「ありがとう」親族が夢で感謝 大震災から11年、80人が黙とう 埼玉・加須の旧騎西高で3年ぶり追悼式

  • 献花台の前で手を合わせる参列者=11日午後2時42分ごろ、加須市騎西のSFAフットボールセンター(旧県立騎西高校)

 約2万2千人の犠牲者を出した戦後最悪の自然災害、東日本大震災から11年となった11日、加須市騎西の旧県立騎西高校(現・SFAフットボールセンター)には、原発事故などによって双葉町から避難してきた人々など約80人が集い、同町の方向に黙とうをささげた。追悼式は双葉町埼玉自治会が主催。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で2019年以来、3年ぶりに同校で実施された。加須市などによると、同市には現在、双葉町から避難してきた138世帯374人が生活。県内には2739人の避難者がいる。

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