まさか!「与野ガチャ」地元の熱い要望で登場 大宮、浦和ガチャの新作と同時発売 レアアイテムは
さいたま市内の名所や建物をモチーフにしたご当地カプセル玩具(通称ガチャガチャ)の「ガチャタマ」に、まさかの「与野ガチャ」が登場する。地元の熱い要望に応えての決断で、16日から「大宮ガチャ」第5弾、「浦和ガチャ」第3弾と同時に発売する。
同シリーズは昨年3月、大宮ガチャが発売され、予想を超えた売れ行きを記録。販売開始から1周年を迎え、大宮は第4弾までで約3万5千個、浦和は第2弾までで約1万8千個を完売した。2001年のさいたま市合併以来、浦和と大宮に挟まれて、何かと冷たい扱いを受けている与野(中央区)の地元から、「与野もぜひ」と要望を受けて、第1弾の販売が決まった。
企画している「アルシェ」(大宮区)の中島祥雄社長(53)は当初、与野は厳しいと思っていたが、「検討してみたら文化的なものが多く、与野らしくできたのではないか」と語る。自分たちの暮らすまちを楽しく、懐かしく、少しいじりながら応援するコンセプトを変えずに、「賛同を得られれば、次のネタを考えていきたい」と話していた。
与野ガチャは、海外トップアーティストの公演も行われる日本を代表する多目的アリーナ「さいたまスーパーアリーナ」、優れた舞台芸術を埼玉から世界に発信する「彩の国さいたま芸術劇場」、与野公園で毎年5月に開かれる「ばらまつり」など8種類。映画「翔(と)んで埼玉」に出てくる「与野はすっこんでろ!」がレアアイテムとして登場する。ガチャガチャは、たまアリ△タウン、けやきひろば1階、さいたま新都心観光案内所、大こくやに設置する。
大宮ガチャ第5弾は、高校球児の聖地「埼玉県営大宮公園野球場」、宇宙飛行士の若田光一さんが名誉館長を務める「さいたま市宇宙劇場」など8種類とレアアイテム。浦和ガチャ第3弾は、浦和レッズのホームでサッカーの聖地「埼玉スタジアム2002」、かわいらしい人形と音楽で日常風景に彩りを添える埼玉りそな銀行浦和中央支店の「からくり時計」など8種類とレアアイテムをそろえた。
ガチャは大きさ約5センチのアクリルキーホルダー。1回300円で、売り上げの一部は地域の文化振興に役立ててもらうため、市に寄付する。
問い合わせは、事務局(電話048・647・0111)へ。