インフルエンザの患者増加 埼玉県が流行警報 1定点当たり51・06人で基準値30人を超える 警報発令は昨年12月以来 リンゴ病、新型コロナの感染者も増加
2024/12/29/09:55
県は25日、インフルエンザの流行警報を発令した。県内定点医療機関からのインフルエンザの報告数が、16~22日の週に1定点当たり51・06人となり、国の定める警報基準値30人を超えた。警報発令は昨年12月以来。リンゴ病(伝染性紅斑)や新型コロナウイルスの感染者も増加していることから、県は感染防止対策を呼びかけている。
感染症対策課によると、インフルエンザの1定点当たりの報告数は、保健所管内別に多い順で川口市保健所(69・40人)▽南部保健所(68・13人)▽幸手保健所(67・86人)となっている。
リンゴ病については4日から流行警報が発令中で、新型コロナは11月4日以降、なだらかな増加傾向にある。感染性胃腸炎も増えてきているという。
年末年始に帰省などで人と接する機会が増えることから、同課担当者は「感染防止対策として、場面に応じたマスクの着用や手洗い、換気が重要だ」としている。