埼玉新聞

 

子どもの学力が世界トップクラス、フィンランドの駐日大使が鳩山の短大を訪問 子ども学科の1年生らと交流

 出産、子育て支援制度の先進国フィンランド共和国のペッカ・オルパナ駐日大使らが鳩山町の山村学園短大(岡実理事長、野口一夫学長)を訪問し、子ども学科の1年生70人らと交流した。

 同国は世界幸福度ランキングで2年連続1位、子育てしやすい国ランキングも例年上位、子どもの学力も世界トップクラスで知られる。

 同短大はネウボラ(フィンランドの出産、子育て支援制度)のセミナーを開催、フィンランドコーナーを設けるなど、埼玉フィンランド協会(米竹明理事長)と連携して、同国との連携を模索してきた。今回は「教育現場を見学したい」という大使館側の意向で、大使の訪問が実現した。

 交流会では両国の関係や教育制度についての話が行われたほか、学生たちの授業「子ども文化演習」を見学し、ビニール袋など身近な日用品を使った遊びを体験した。

 終了後、大使の訪問を記念して関係者3人がキャンパスの一角に同国ゆかりのブルーベリーの植樹を行い、「今後も友好関係を深めていくことを誓い合った」(大附美徳・同短大事務局長)という。

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