朝霞署は15日、還付金詐欺で朝霞市の無職女性（78）が現金約140万円をだまし取られたと発表した。

　同署によると、14日午後2時ごろ、女性方に同市職員を名乗る男から「医療費の還付金があります。口座を教えてください」などと電話があった。直後に金融機関職員を名乗る男から電話があり、「ATM（現金自動預払機）で手続きしたら還付金が戻ります。着いたらコールセンターに電話をください」などと話した。信じた女性は同日同3時半ごろ、同市の金融機関のATMで、2回にわたり、同センターの男の指示通り操作し、現金計約140万円を指定口座に振り込んだ。女性のATM操作の様子を不審に思った別の客が近くの金融機関で警戒中の同署員に連絡。駆け付けた同署員が女性に経緯を確認したため、詐欺と判明した。