新座署は16日、詐欺未遂の疑いで、住所職業いずれも不詳の男（21）を現行犯逮捕した。

　逮捕容疑は氏名不詳の者と共謀し、同日午前9時ごろから数回、新座市の無職女性（83）方に孫を名乗り、「会社の金を借りて株を買った」「会計監査が入るので金を返さないといけない」「200万円くらい必要」「税理士がお金を受け取りに行く」と電話をかけ、現金をだまし取ろうとした疑い。

　同署によると、不審に思った女性が知人に相談して同署に連絡。受け取り場所に指定された場所に警察官が向かい、税理士を装って待っていた男に事情を聴いたところ犯行が分かった。男は現金を受け取る役の「受け子」とみられ、黙秘しているという。