埼玉新聞

 

オープンは20日!埼玉・横瀬の特産品開発施設「チャレンジキッチンENgaWA」楽しみ 初日はパフェも

  • 町産の新商品を試食する富田能成横瀬町長=15日、横瀬町横瀬のチャレンジキッチンENgaWA

 横瀬町横瀬の特産品開発施設「チャレンジキッチンENgaWA(えんがわ)」が20日からオープンする。今後、町地域おこし協力隊員らが、地域の食材にこだわった新商品を開発し、毎週土日に提供していく。出会いの「縁」、応援の「援」、経済循環の「円」の三つの「EN」で、「環(WA)」を作るという思いを込めて、地域住民らと共に町の魅力を町内外に広める。

 同施設は、旧学校給食調理場を解体して建てた、約68平方メートルのキッチンスペース。横瀬駅の「ENgaWA駅前食堂」や町内の農家らと連携し、新しい特産品の開発・販売の拠点として活用するほか、人々が集ういこいの場としても整備を進めている。

 オープン初日は、同町産のニンジン、キュウリ、カボチャサラダなどを詰め合わせた「450(よこぜ)野菜パフェ」(税込み450円)、シイタケや菜の花を具材にした「春のおにぎりセット」(同380円)、やさしい甘さの「キウイの発酵ソーダ」(同300円)や「いちごの豆ミルクヨーグルト」(同400円)など、計7品を販売予定。

 運営に携わる、広島県出身の椿原萌さん(26)は、2月1日に地域おこし協力隊に就任し、家族で移住してきた。「日本一チャレンジする町をかかげている地域で新事業に関われて光栄。青年海外協力隊としてカメルーンで2年間、環境教育活動に従事してきたので、その実績を生かしながら、地域全体の交流の輪を広げていきたい」と意気込む。

 同施設の周辺には、「エリア898」や、「リビングエニウェアコモンズ」(4月以降開業予定)などのコミュニティー施設や町営施設が充実している。富田能成町長は「今後、町民と町外の人たちとが交わる、町の中心地として発展させていきたい」と話していた。

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