埼玉新聞

 

オープンする「大宮門街」は地上18階、地下3階 銀行、オフィスなど入る 変わりゆく大宮駅東口エリア

  • マリンバ奏者の塚越慎子さんらによる記念演奏=21日午前、さいたま市大宮区大門町2丁目

 さいたま市大宮区大門町2丁目にオープンする「大宮門街」の開業を記念して21日、テープカットセレモニーが行われた。施設内に開館する市民会館おおみや(愛称・レイボックホール)の落成式も執り行われ、関係者や来賓約200人が出席した。

 大宮門街は地上18階、地下3階の建物に、オフィスや商業施設、銀行、公共施設が入る複合ビル。4~8階には、老朽化などに伴い現在の施設を閉館して移転する市民会館おおみやが入る。4月1日から市民会館が開館するほか、商業施設も順次オープンする。

 再開発を進めてきた「大宮駅東口大門町2丁目中地区市街地再開発組合」の永峰富一理事長はセレモニーで、「美しい音楽や芸術がこの場所から発信され、多くの方と喜びを分かち合えることをうれしく思う。大宮駅東口の文化がますます輝きを放っていければ」と述べた。

 清水勇人市長は「大宮駅東口ではさまざまなまちづくりが目に見える形となり、その中でも大宮門街はリーディングプロジェクトとして重要な施設。これからのまちづくりをけん引する存在となっていってほしい」とあいさつした。

 市民会館おおみやの落成式では、出席者に大ホールの緞帳(どんちょう)が初めて披露された。緞帳は幅18メートル、高さ9メートル。約600色の糸を手織りでより合わせ、氷川参道の木立ちと新緑をイメージしたデザインに仕上がっている。会場の照明を暗くした時には「蓄光糸」と呼ばれる特殊な糸が発光して、未来の大宮のまちを連想させるデザインへと様変わりする。

 落成式では、さいたま市出身のマリンバ奏者・塚越慎子さんと、ピアノの山中惇史さんによる記念演奏も行われた。

ツイート シェア シェア