埼玉新聞

 

涙が出るほどうれしい ラグビー場映画祭、埼玉・熊谷ラグビー場で開催 映画出演の立正大生、卒業前の思い

  • 映画上映後、トークショーを行った(左から)臼杵健さん、田中裕人さん、宮地克徳さん=20日午後、熊谷市上川上の熊谷ラグビー場

 熊谷市上川上の熊谷ラグビー場で20日、「第1回ラグビー場映画祭」が行われ、利根川を挟んだ隣町の群馬県太田市や大泉町が舞台の映画「グラス☆ホッパー」が上映された。ラグビーを題材にした映画で、出演者で立正大学ラグビー部4年の田中裕人さん(22)やプロデューサーの宮地克徳さん(52)によるトークショーも実施された。

 田中さんは深谷市出身。中学時代に映画のオーディションに参加し、ラグビーチームの主将役に選ばれた。本庄第一高校を経て、同大ラグビー部で寮長を務め、関東大学ラグビーリーグ戦で8季ぶりの1部昇格に貢献した。

 大型ビジョンで映画上映後、田中さんと宮地さんは撮影時のエピソードなどを披露。宮地さんは映画製作の経緯などを紹介し、「ワールドカップが開催された熊谷ラグビー場で上映され、涙が出るほどうれしい。熊谷で続編も考えたい」と語った。田中さんは「中学3年間は映画漬けだったが、いい経験になった。大学は卒業するが、これからは後輩たちを応援してほしい」と話した。

 主催した熊谷ラグビー合唱団団長の臼杵健さん(45)は「今後も続けていければ」と話していた。

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