埼玉新聞

 

草加モノづくりブランド、4点が選ばれる 草加七福神になぞらえた7食材使用の「七福そうか鍋」など

  • 埼玉屋旅館の七福そうか鍋(草加市提供)

  • アトリエ エムの革製かばん(草加市提供)

 企業が持つ優れた技術や製品を認定する「草加モノづくりブランド」(同実行委員会主催、草加市)に、本年度4点が選ばれた。製品部門では電熱式燃焼促進装置と革製かばん、技術部門は同一ゾーンの熱処理技術、食品部門は草加せんべいを加えた鍋料理と、どれも草加の技が存分に凝縮されている。

 電熱式燃料促進装置(イージーカスタマイズ社)は燃料の消費量や排ガスを抑制できる環境に配慮した自動車関連パーツ。革製かばん(アトリエ エム社)は街歩きに最適なコンパクト型で優れた収納性が特徴だ。同一ゾーンの熱処理技術(大和製作所)ははんだ付け装置で、余熱から冷却までコンパクトに行える優れもの。鍋料理「七福そうか鍋」(埼玉屋旅館)は草加七福神になぞらえた七つの食材を鶏ベースの出汁で煮込んだ。

 持続可能な開発目標(SDGs)やコロナ禍を踏まえた製品を中心に選ばれた。

 同ブランドは市内の中小企業が持つ独自性や先進的製品を認め、広く発信することを目的に2006年8月創設。毎年認定し、本年度の4社を含めて現在44社48製品が選ばれている。

 認定証授与式は24日、草加商工会議所会館で行われる。

 問い合わせは、産業振興課(電話048・922・3477)へ。

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