埼玉新聞

 

堀江貴文氏「5G発達で潮目に」 埼玉武蔵ヒートベアーズ出陣式で語る「未来を創り上げる醍醐味がある」

  • 「地方創生とプロ野球独立リーグの可能性」について語る実業家の堀江貴文氏=18日、さいたま市大宮区の大宮ソニックシティ

 プロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグ「埼玉武蔵ヒートベアーズ」(本拠地・熊谷市)は18日、さいたま市大宮区のソニックシティで、2022年シーズンの出陣式を開き、今季の活躍を誓った。九州アジアリーグ「福岡北九州フェニックス」のオーナーで、実業家の堀江貴文氏も来場し、「地方創生とプロ野球独立リーグの可能性」について意見を交わした。

 昨季は念願の東地区初優勝を決めたベアーズは、角晃多監督が球団の代表取締役社長に就任。元楽天の片山博視ヘッドコーチ兼野手、元ヤクルト・楽天の由規投手コーチ兼投手など、NPBで活躍した実力者らがチームをまとめる。昨年12月には5人の高卒・大卒新人が入団。移籍選手なども加えフレッシュな顔触れで今シーズンを戦う。

 角社長は「『さぁ、地域を沸かそう!』を掲げ、野球教室をはじめとする地域貢献やBCリーグ優勝、そしてNPBに一人でも多くの選手を輩出できるよう頑張っていきたい」とあいさつ。

 山崎寿樹代表取締役CEOは「独立リーグのさらなる発展に向けて尽力していきたい。スポンサーをはじめ、応援していただいている皆さまに良かったと思えるよう、地域のブランドを野球を通じて作りたい」と話した。

 堀江氏は、5G回線の発達で、スマートフォンなどで動画が手軽に楽しめる時代が来たことが、独立リーグにとって潮目になったと考察。「ファンと一緒にチームを育てていくことで、10年後にどうなるか分からない球団の未来を創り上げられるのが独立リーグの醍醐味(だいごみ)」と伝えた。

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