埼玉新聞

 

立ち退き…50年以上も住んだ男、退去せず 自称バイトの54歳、退去期限を過ぎ…明け方に灯油まく 大家が住む家に火を付け、全焼させ逮捕 大家と親族ら4人が就寝中だった

  • 【地図】八潮市

    大家宅を放火容疑の男逮捕=八潮市

  • 【地図】八潮市

 借家の大家が住む住宅に放火したとして、埼玉県警捜査1課と草加署は8日、現住建造物等放火の疑いで、八潮市木曽根、自称アルバイトの男(54)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年11月24日午前4時半ごろ、八潮市木曽根の木造2階建て住宅に放火し、全焼させた疑い。

 同課によると、男は賃貸契約を結び、大家の男性(54)が所有する別の平屋住宅に50年以上居住。建物の老朽化により男性から立ち退きを求められていたが、退去期限を過ぎても住み続けていたという。

 男はレンタカーで現場付近に来て、ライターを使って男性宅の外壁に火を付けたとみられ、「灯油をまいて放火した。退去を求められており、脅すつもりでやった」と容疑を認めているという。

 住宅には男性と親族計4人が住み、火災当時は就寝していたが、けがはなかった。
 

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