2600万円被害…詐欺はがき信じた女性 さらに現金要求、金融機関の職員が気付いて通報/さいたま
2019/05/09/00:00
浦和西署は8日、さいたま市桜区の無職女性(72)が架空請求詐欺で現金2600万円をだまし取られたと発表した。
同署によると、3月14日、女性方に「民事訴訟最終通知書」と記載されたはがきが届いた。
記載された連絡先に電話したところ、訴訟通知センター職員や弁護士をかたる男らから「このままでは裁判になってしまいます。裁判には弁護士が必要となります」「弁済供託金として裁判所にお金を支払わなければいけません。弁済供託金なので裁判の取り下げが終われば、お金は戻ります」などと言われた。
信じた女性は同日から4月1日までの間、5回にわたり、現金計2600万円を同区内の配送センターから指定された都内のアパートへ発送した。4月4日にさらに現金を要求されたため、女性が金融機関を訪れ、不審に思った金融機関職員が同署へホットラインで通報した。