埼玉新聞

 

足元ぬくぬく…冬の川旅ゆったりと 埼玉・長瀞 「こたつ舟」の運航始まる 岩畳周辺を20分かけてゆっくり周遊 2月末まで

  • こたつに入り、川旅を楽しむ観光客=8日午前、長瀞町の荒川

    こたつに入り、川旅を楽しむ観光客=8日午前、長瀞町の荒川

  • こたつに入り、川旅を楽しむ観光客=8日午前、長瀞町の荒川
  • 【地図】長瀞町(背景白)

 長瀞町長瀞の荒川で、こたつを載せた和船で岩畳周辺を巡る「こたつ舟」の運航が始まった。足元を温めながら、エメラルドグリーンに輝く水鏡と渓谷美を眺める冬の川旅を、多くの観光客が楽しんでいる。

 秩父鉄道が運航する「ぽかぽかこたつ舟」は、岩畳周辺の流れが緩やかな瀞(とろ)場を約20分かけてゆっくりと周遊する。乗客は、豆炭が燃料のこたつで足元を温め、船頭の水をかき分ける音、小鳥のさえずり、自然のせせらぎに耳を傾けて静寂のひとときを満喫できる。

 静岡県から訪れた山中ゆかりさん(45)は「ぬくぬくと温まりながら絶景に癒やされ、貴重な経験ができた」と話していた。

 ぽかぽかこたつ舟は2月28日まで運航。受付時間は午前10時~午後2時半まで。料金は大人1100円、子ども700円。問い合わせは、長瀞ラインくだり案内所(電話0494・66・0950)へ。

ツイート シェア シェア