埼玉新聞

 

<新型コロナ>クラスター拡大、新たに認定された病院も 埼玉で4031人感染、50代含む8人が死亡

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは1日、新型コロナウイルスに感染していた50~80代の男性8人が死亡、新たに4031人の感染を確認したと発表した。感染者は7日ぶりに前週同一曜日を下回った。内訳は県発表が2533人、さいたま市750人、川口市363人、川越市161人、越谷市224人。

 これまでに確認された感染者は43万2385人、死者は1395人(1日午後6時現在)。3月31日夜時点の重症者は22人、感染者の入院は817人、宿泊療養674人、自宅療養2万1428人。退院・療養終了は39万9505人。

 県によると、県管轄では50~70代男性6人が死亡した。感染の詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児~90代の男女2810人。うち、みなし陽性は70人。クラスター(感染者集団)関連は170人が感染した医療機関など7施設で、新たに高齢者施設2施設で6、7人の感染が確認された。会食で感染が疑われるのは10~40代男女5人。ワクチンを3回接種していた10~90代の男女215人、2回接種していた10~90代の957人が感染した。

 さいたま市によると、80代の男性2人が死亡した。うち1人は、1月にクラスターが発生した浦和区の特別養護老人ホームの入居者で、2月11日に亡くなったと3月30日に入院先の病院から届け出があった。感染が判明したのは、10歳未満~90代の男女750人で、うち1人が中等症。

 川口市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女363人。市内の障害者施設で感染者が判明し、当分の間、一部を閉鎖する。保育施設は4園が全部休園、2園が一部休園している。

 川越市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満~90代の男女161人。市内の霞ケ関南病院では3月26~30日に入院患者10人、職員12人の陽性が判明。31日にクラスターと認定された。同病院によると、重症者はなく、病院の業務も通常通りに行っているという。

 越谷市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女224人。みなし陽性者は4人。

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