埼玉新聞

 

男性死亡…住宅駐車場で胸切られる 容疑で現場にいた男逮捕 近くにナイフ、足元には血痕/埼玉・浦和東署

  • 現場周辺を調べる県警の捜査員=1日午後3時9分ごろ、さいたま市緑区太田窪

 1日午前6時58分ごろ、さいたま市緑区太田窪3丁目の住宅駐車場で、「父が倒れている」と110番があった。この家に住む無職男性(72)が胸を切られ、搬送先の病院で死亡が確認された。浦和東署は殺人未遂の疑いで、現場にいた近くに住む無職の男(50)を現行犯逮捕した。同署は過去の相談歴から、2人の間に何らかのトラブルがあったとみて、容疑を殺人に切り替えて、動機や経緯を詳しく捜査する。

 逮捕容疑は、1日午前6時56分ごろ、男性方で、男性の胸をナイフで切り付けて殺害しようとした疑い。「刺したことは間違いない」と容疑を認めているという。

 同署によると、通報を受けた警察官が現場に駆け付けると、男性は救急車の中で応急措置を受けていた。救急隊員が「あそこにいる男が刺したようだ」と指摘したことから、駐車場に立っていた男に事情を聴き、現行犯逮捕した。男の足元には血痕があり、近くに凶器とみられるナイフが落ちていた。男性は救急搬送時、意識がなかったという。

 同署は遺体を司法解剖して死因を調べる。

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