埼玉新聞

 

売り切れ必至の人気メニュー「ごうかくダムカレー」、埼玉・秩父で17日から 受験シーズンに合わせ数量限定で販売 ゲン担ぎを強化…受験に打ち勝つ「ヒレカツ」5枚、ダム上流の菩薩寺で合格祈願済みお守りも

  • 17日から限定販売する「ごうかくダムカレー」を紹介する、吉田元気村の今井里美所長

    17日から限定販売する「ごうかくダムカレー」を紹介する、吉田元気村の今井里美所長=10日、秩父市上吉田

  • 17日から限定販売する「ごうかくダムカレー」を紹介する、吉田元気村の今井里美所長

 受験生や就活生らの成功を願い、縁起の良い食材で作る特製カツカレー「ごうかくダムカレー」(税込み1700円)の販売が17日から、埼玉県秩父市上吉田のアウトドア体験施設「吉田元気村」で始まる。施設付近に広がる県営合角(かっかく)ダムを「ごうかく」と称し、160食限定で提供。毎年、受験生の家族やダム愛好家らが県内外から集い、数日間で売り切れ必至の人気メニューだ。

 同施設では、ライスで合角ダムの堤体を、カレールーでダム湖を表現し、エビフライやかにかまぼこなどをトッピングした「合角ダムカレー」(同900円)を常時販売。今回のごうかくダムカレーは、受験シーズンに合わせて毎年数量限定で販売し、今年で9年目を迎える。

 白くて丸いお皿の中心に、縁起良く五角形に成型したライスを盛り、受験に打ち勝つ「ヒレカツ」5枚をカレールーの上にトッピング。出世魚のカツオを使用した「おかか和え」と、福を呼び込む「福神漬け」の小鉢2皿も添える。合角ダム上流部の菩薩寺で合格祈願済みのお守りと、プレミア感ある合格ダムカード、缶バッジも付け、ゲン担ぎをさらに強化。昨年は、販売初日から順番待ちが絶えず、3日目の午前中に完売した。

 同施設の今井里美所長は「お客さんから、『おかげさまで受かりました』と報告を受けた時に、長年続けているかいがあったと実感する。受験や就職以外にも、人生の分岐点はさまざまな形で訪れると思うが、このカレーがみなさんの明るい未来を創造するきっかけに、少しでも貢献できたら」と話していた。

 販売場所は、吉田元気村クラブハウス2階レストラン。営業時間は午前11時~午後3時。定休日は火・水曜。

 問い合わせは、吉田元気村(電話0494・78・1000)へ。

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