痴漢撲滅を!JR大宮駅でさいたま小町の2人が呼びかけ 埼玉県内も大学や高校の受験シーズンへ…埼玉県警、駅の改札口やホームに警官を配置 列車内では私服警官が警戒 痴漢の検挙対策を推進「安心して受験に」
2025/01/16/15:04
入学試験の受験シーズンを迎え、埼玉県警は14日、さいたま市大宮区のJR大宮駅で痴漢犯罪防止キャンペーンを実施した。市商工業イメージアップキャラクターの第17代さいたま小町の2人を痴漢撲滅広報アンバサダーに迎え、受験生が安全安心に受験に臨めるような機運を高めた。
県内では18、19日に大学共通テスト、22、23日には私立高校の試験、2月26、27日には公立高校の試験日を控える。県警では受験期に合わせ、全310駅で801人の警察官を駅の改札口やホームに配置し、私服警察官による電車に乗車した警戒を行う予定。
キャンペーンに先立ち、県警の橋本昭文生活安全部長は「安心して受験会場に向かい、本来の力が発揮できるよう痴漢犯罪の予防、検挙対策を推進する」と力を込めた。
さいたま小町の武田梨里さん(18)と河森明依さん(24)は橋本生安部長から委嘱状を受け取り、武田さんは「地域の方と安心して受験できる環境をつくっていきたい」、河森さんは「受験生を安全安心に送り出せる街づくりを目指したい」と話した。
キャンペーンにはJR東日本や県警などから約40人が参加。同駅の通行人に対して、性暴力被害相談電話窓口などを周知するチラシやカイロを配り、痴漢撲滅を呼びかけた。