15万円のはずが15万ドル入金される…誤った送金と知りながら別の口座に移す 容疑の男2人を逮捕 返金求められるも共謀して1700万円だまし取る
2025/01/18/10:10
取引先から誤って入金された金を別の口座に移しだまし取ったとして、東入間署は16日、電子計算機使用詐欺の疑いで、志木市本町1丁目、音楽歌詞有料検索会社「インターライズ」元社長の男(61)と、東京都文京区向丘2丁目、投資コンサル会社社長の男(66)を逮捕した。
逮捕容疑は、米ニューヨーク州の音楽広告会社がインターライズの口座に約2118万円が誤入金したことを巡り、音楽広告会社が返金を求めていたにもかかわらず、共謀して2023年9月14日、富士見市内の銀行のATMで、投資コンサル会社の口座に1700万円を送金してだまし取った疑い。
同署によると、音楽広告会社はインターライズと取引があり、日本円で15万円を振り込むところを、誤って15万190ドル(約2118万円)を送金していた。23年12月、音楽広告会社の代理人が同署に相談、翌24年2月、告訴状を提出していた。
2人は知人関係で、音楽歌詞有料検索会社元社長の男は「お金に困っていたので運用するために送金した」、投資コンサル会社社長の男は「一部は借金の返済に利用する目的で誤振り込みの現金と知りながら送金を受けた」と供述しているという。