ももクロの楽曲で出発!埼玉・富士見で発車メロディーに 高城さんと佐々木さんが一日駅長、制服姿で合図も
富士見市のPR特別大使を務める人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」(ももクロ)のメンバー2人が8日、富士見市ふじみ野東、東武東上線「ふじみ野駅」の一日駅長に就任し、ももクロのオリジナルヘッドマークを掲出した車両の出発式を行った。
市制施行50周年を迎えた同市の記念事業の一環で、東武鉄道は同日から来年3月末まで、「みずほ台駅」「鶴瀬駅」「ふじみ野駅」の東上線3駅の発車メロディーを同グループの楽曲に変更するとともに、今年5月末まで、ももクロのオリジナルヘッドマークの列車1編成を運行する。
この日の出発式は、ふじみ野駅下りホームで行われた。ヘッドマーク掲出の列車が入ると、一日駅長に委嘱され、同鉄道の制服姿に着替えたももクロの佐々木彩夏さんと高城れにさん、同市の星野光弘市長、同駅の山崎昌夫駅長の4人が先頭車両の横に隊列し、出発の合図を行った。
式典で星野市長は「出発式が市制50周年のスタートの事業。本年度は55の事業を予定しており、市の発展、愛してもらうために取り組みたい」と意気込みを語った。山崎駅長は「ももクロの曲を発車メロディーにすることで、乗客に笑顔になってもらえれば」と効果に期待を寄せた。
楽曲が発車メロディーに使用され、列車にヘッドマークが掲出されたことについて、佐々木さんは「非常にうれしい。皆さんも機会があれば利用してほしい」、高城さんは「ファンも喜んでくれるし、さまざまな目的で電車を利用する人たちの素敵な一日になってほしい」と感激していた。
同市は1972年に富士見町から市制に移行。施行当初約5万9千人だった人口は今年2月現在、約11万2千人に増加。ももクロは元メンバーの一人が市出身だったことから、2017年に市内で野外コンサートを開催。これを契機に市は18年からPR特別大使に委嘱している。