埼玉新聞

 

しまむらのAIモデル「瑠菜」が広報大使に 埼玉県警が委嘱 サイバーセキュリティ―についてSNSやホームページ、Xで情報発信 しまむらの店舗にポスター掲示も

  • サイバーセキュリティー広報大使に就任したAIモデルのルナ(中央左)=22日、さいたま市大宮区のしまむら

    サイバーセキュリティー広報大使に就任したAIモデルのルナ(中央左)=22日、さいたま市大宮区のしまむら

  • サイバーセキュリティー広報大使に就任したAIモデルのルナ(中央左)=22日、さいたま市大宮区のしまむら

 県警は22日、衣料品販売大手「しまむら」(さいたま市大宮区)の公式AIモデル「瑠菜(ルナ)」を闇バイトへの加担防止やサイバーセキュリティーについて情報発信する広報大使に委嘱した。本社での委嘱式には同社の新入社員ら約130人が参加し、県警の担当者からサイバーセキュリティーの講義を受けた。

 ルナは昨年5月から、同社の商品のモデルとして交流サイト(SNS)などで活動。サイバーセキュリティー広報大使としての任期は1年間で、ルナのSNSアカウントでの啓発活動や、県警ホームページ、X(旧ツイッター)での情報発信に協力する。ルナを起用したサイバーセキュリティーのポスターが県内のしまむら店舗や交番などの県警施設に掲示される。

 委嘱式後、しまむらと県警は本社に隣接する店舗でフィッシング詐欺への注意を呼びかける啓発グッズを配布。県警の友則歩サイバー対策課長は「最先端技術で生まれたAIモデルとサイバーセキュリティーは親和性が高い。しまむらの幅広い購買層に働きかけ、一人でも多くの人がサイバーセキュリティーへの関心を持ち、安心安全にネットを楽しんでほしい」と期待を寄せた。

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