閉校した飯能・東吾野小学校で、通信制高校「わせがく夢育高校」が開校 東吾野小は統合され小中一貫校に
2022/04/19/00:00
飯能市平戸の旧東吾野小学校の校舎を活用した通信制高校「わせがく夢育(ゆめいく)高校」が4月から開校し、17日に記念式典が開催された。
同市では2019年4月に旧東吾野小など3小学校を統合して小中一貫市立校、奥武蔵創造学園を開校した。閉校後の旧東吾野小の活用について、地域の発展につながる跡地利用を目指して、地域住民の代表者らの旧東吾野小学校利活用推進連絡協議会と、学校を運営する早稲田学園、市の3者で昨年7月に協定を締結し、開校に向けて準備が進められていた。
同校は週5日通う「全日型」、週2~5日登校する「マイスタイル」、自宅を中心に学習しながら年間8日のスクーリングに出席する「自学型」など多様な学習スタイルを選択することができる。旧東吾野小の校舎を活用し、教室などの内装を地元産木材の西川材を使って改修した。放送室にはオンライン配信ができる設備も。生徒がeスポーツに打ち込めるように専用のパソコン5台が設置された教室も整備された。
体育館で行われた開校式には新井重治市長や県議、市議、学校関係者、地域住民などが出席。岩沢正明校長は式辞で「地域の学校として認めていただけるよう努め、地域活性化の一助になれば」と述べた。