埼玉新聞

 

全国学力テスト、埼玉は1213校で12万586人が受ける 4年ぶりの理科 結果は7月下旬に公表

  • タブレットを利用する県内小学校の児童ら=19日

 小学6年と中学3年の全員を対象にした文部科学省の「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)が19日、一斉に行われた。国語と算数・数学に加えて4年ぶりに理科を実施。知識を活用して「思考力・判断力・表現力」を測る設問が目立った。児童生徒や学校に学習状況を尋ねる質問紙調査も行い、新型コロナウイルスによる影響がないかどうかを調べる。結果は7月下旬に公表する。

■県公立小中、1213校12万586人参加

 県教育局によると、県内では公立小学校(さいたま市、義務教育学校前期課程、特別支援学校小学部含む)800校、公立中学校(さいたま市、義務教育学校後期課程、特別支援学校中学部含む)413校の計1213校が参加した。公立小中学校でテストを受けたのは児童生徒計12万586人の見込み。参加人数の詳細や結果は7月末に公表される。

 テストでは国語、算数・数学、理科の3科目と生活や勉強時間などについて質問する「児童生徒質問紙調査」を実施した。同局義務教育指導課によると、公立小中学校のほか、私立の小学校4校と中学校12校が参加。公立小学校4校と中学校9校は新型コロナウイルスによる学級閉鎖や学校行事などのため19日の参加を取りやめ、5月までに実施する予定だ。

 また、文部科学省は児童生徒質問紙調査をCBT(コンピューター使用型)で全国20万人を対象に実施。県内でも28日までに複数の学校で実施される見通しで、19日は県内の小学校で児童がタブレット端末を利用して選択肢を選んでいた。

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