埼玉県などは20日、新型コロナウイルスに感染していた80代女性1人が死亡、新たに2727人の感染を確認したと発表した。感染者数は6日連続で前週同一曜日を下回った。内訳は県発表が1610人、さいたま市611人、川口市217人、川越市101人、越谷市188人。

　これまでに確認された感染者は49万254人、死者は1427人（20日午後6時現在）。19日夜時点の重症者は11人、感染者の入院は706人、宿泊療養660人、自宅療養1万8114人。退院・療養終了は46万4693人。

　県によると、県管轄では80代の女性1人が死亡した。感染の詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児～90代の男女1470人。うち、みなし陽性は35人。クラスター（感染者集団）関連は6施設で、新たに大学と高齢者施設でそれぞれ6、10人の感染が確認された。会食で感染が疑われるのは10、20代男性2人。ワクチンを3回接種していた10～90代の男女175人、2回接種していた未就学児～90代の416人が感染した。県教育局によると、県立学校12校で学級閉鎖が13件、学年閉鎖が1件あり、児童生徒31人、教職員4人が感染した。

　さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満～90代の男女611人。見沼区の住宅型有料老人ホームで職員や60～100代の入所者計32人が陽性となり、市保健所がクラスターと認定した。

　川口市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満～80代の男女217人。保育園1園で1人の感染が判明した。休園中の保育園は10園（うち全面休園は1）。学校は11小学校で15学級、1中学校で1学級が閉鎖中。また、17日に陽性と公表した1人を取り下げた。

　川越市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満～90代の男女101人。うち、みなし陽性者は2人。

　越谷市によると、感染が判明したのは10歳未満～80代の男女188人。市内介護老人保健施設でクラスターが判明し、入所者や職員計14人の感染が明らかになった。